コロナ禍で「生活保護ホットライン」 全国一斉 無料電話相談

新型コロナウイルスの影響で生活に困っている人たちの悩みや相談に、弁護士が無料で応じる電話相談が、全国一斉に行われています。

「生活保護ホットライン」というこの電話無料相談は、日弁連=日本弁護士連合会や各地の弁護士会が毎年この時期に行っています。

このうち埼玉県内では、埼玉弁護士会の15人の弁護士が交代で対応し、午前10時に受付が始まると次々に相談が寄せられていました。

中には「新型コロナに感染して収入が減り、食べていくお金がない。生活保護の申請をしたが、役所から『自己破産してから来るように』と言われた」という相談があり、応対した弁護士は、弁護士などの法律の専門家に役所に同行してもらって生活保護を申請するようアドバイスしていました。

埼玉弁護士会の鴨田譲弁護士は「去年と同じように新型コロナの影響により生活に困窮している人は非常に増えていると思う。生活保護の制度があるので気軽に相談してほしい」と話していました。

「生活保護ホットライン」は、9日午後10時まで行われ、電話番号は全国共通で0120ー158ー794です。