中国人民元 約3年7か月ぶり 元高ドル安水準に

8日の中国 上海の外国為替市場では、中国からの輸出が増加する中、企業などの間でドルを売って人民元を買う動きが強まり、およそ3年7か月ぶりの元高ドル安水準をつけました。

8日の上海の外国為替市場では、ドルを売って人民元を買う動きが進み、日本時間の午後5時半の時点で1ドル=6.3535人民元と、2018年5月以来、およそ3年7か月ぶりの元高ドル安水準になりました。

これは、中国からの輸出が伸びる中で、企業が輸出で得たドルを元に替える動きが強まったほか、中国の中央銀行が6日、追加の金融緩和策を発表したことで減速している景気が下支えされることへの期待が出たためです。

市場関係者は「世界的な原材料価格の高騰が、中国の景気減速の要因の1つとなっているため、当局が輸入企業の負担軽減につながる元高を容認しているとの見方もあって、このところ人民元が買われてきた。ただ、元高は逆に中小企業の輸出を減少させる可能性もあり、元高が急速に進むことへの警戒感もある」と話しています。