オミクロン株 国内4人目感染確認 ナイジェリア滞在歴ある男性

今月4日に、日本に入国したアフリカのナイジェリアに滞在歴がある男性が、新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」に感染していることが新たに確認されました。日本国内で感染が確認されたのは4人目です。

厚生労働省によりますと感染が確認されたのは、ナイジェリアに滞在歴がある50代の男性です。

今月4日に入国した際、成田空港の検疫所で新型コロナウイルスの検査を受けて陽性反応が出たため、国立感染症研究所で検体の遺伝子を解析していました。

その結果8日、オミクロン株への感染が確認されたということです。

男性は現在、医療機関で隔離されていて症状は出ていないということです。

また、男性はことし10月にファイザーのワクチンの接種を2回受けていたということです。

これまでに国内で感染が確認されたのは、先月末にナミビアから入国した外交官の男性と、ペルーから入国した男性、それにイタリアに滞在歴のある男性に続いて4人目です。

厚生労働省は同じ飛行機に乗っていた103人の乗客全員を濃厚接触者とみなし、すでにすべての人と連絡がとれていて、入国後14日間は宿泊施設での待機を求めることにしています。