世界遺産の奈良 法隆寺で「お身拭い」仏像の1年のほこり落とす

奈良県斑鳩町の法隆寺で、新年を前に、仏像に積もったこの1年のほこりを払い落とす「お身拭い(おみぬぐい)」が行われました。

世界遺産の法隆寺では、仏像に清らかな姿で新年を迎えてもらおうと、毎年この時期に「お身拭い」を行っています。

8日は古谷正覚住職ら10人の僧侶が国宝の金堂に入り、安置されている仏像を前にお経を唱えました。

このあと、マスク姿の僧侶たちは、仏像に傷がつかないよう、竹の先に和紙の束を付けた特別なはたきやはけを使って、作業を始めました。

本尊で国宝の釈迦三尊像などの仏像には、頭や肩にうっすらとほこりが積もっていて、僧侶たちは丁寧にほこりを払い落としていました。
参拝に訪れた人たちは、年に1度、仏像が清められる様子を、手を合わせるなどして見守っていました。

参拝に訪れた60代の女性は「よく仏像を見にきていますが、きょうは清められてキラキラして見えます」と話していました。

古谷住職は「ことしは聖徳太子が亡くなって1400年となりますが、太子のお心を次の世代に伝えることと、コロナの終息をお祈りし、この1年のほこりを落としました」と話していました。