北京五輪 IOC会見で米「外交的ボイコット」への質問相次ぐ

IOC=国際オリンピック委員会は7日、北京オリンピックに向けた準備状況などを確認する理事会のあと会見を行いました。
会見ではアメリカのバイデン政権が「外交的ボイコット」を表明したことや、中国の前の副首相に性的関係を迫られたなどと告白したあと、行方が分からなくなったとされる女子テニス選手に関連する質問が相次ぎました。

IOCは7日、開幕まで2か月を切った北京オリンピックの準備状況などを確認する理事会をオンラインで開き、この中で現地で行われているテスト大会について大会組織委員会から報告を受けるなどしました。

理事会のあとの会見にバッハ会長は出席しませんでしたが、報道陣からはアメリカのバイデン政権が北京オリンピック・パラリンピックについて政府関係者を派遣しない「外交的ボイコット」を表明したことへの質問が相次ぎ、これに対して北京オリンピックの調整委員会のサマランチ・ジュニア委員長が、「政治的決定は尊重しなければならない」としたうえで、「われわれはスポーツに対して政治的な干渉をできるかぎり無くすように常に求めている。オリンピックの選手村で世界中のアスリートが友好的に過ごせることを願っている」などと答えていました。

また、会見では、中国の前の副首相との関係を告白したのち、行方が分からなくなっていると伝えられる女子テニスの彭帥選手に関する質問も複数出され、IOCのマーク・アダムス広報責任者は、「IOCと彭選手はこれまでに2回電話で話し中国で会う約束をした。彼女の安全が保障されたということではないが、居場所を確認するために必要なことであり、彼女の健康と幸福にアプローチするために最も有効の手段だ」と話しました。

IOCによりますと8日に行われる理事会後の会見にはバッハ会長が出席する予定だということです。