コロナ禍 女性の悩みに女性が対応 無料の相談会開催へ 東京

新型コロナウイルスの影響が長期化する中、女性が抱える不安や悩みの相談にすべて女性のスタッフが応じる相談会が、今月末に都内で開かれることになりました。

これは、労働組合や市民団体などの有志でつくる実行委員会が、都内で記者会見を開いて明らかにしました。

それによりますと、相談会は今月25日と26日の2日間、東京 新宿区にある区立大久保公園で開かれ、安心して訪れてもらおうとすべて女性のスタッフが相談に応じます。

ふだんから労働組合や市民団体で、雇用に関する相談やDV=ドメスティック・バイオレンス、児童虐待の相談に応じている人などが対応にあたるということです。

また、相談会では、コロナ禍で困窮する女性を支援しようと、生理用品などの生活必需品や野菜や果物といった食料品も無料で配られることになっています。

このグループではことし3月と7月にも同様の相談会を開き、合わせておよそ250件の相談に応じたということで、実行委員会のメンバーの竹信三恵子さんは、「新型コロナは非正規で働く女性が多いサービス産業への影響が大きく、女性を取り巻く環境はいまも改善していない。相談の場を女性の安心につなげたい」と話していました。

相談会は、今月25日は午前11時から午後4時半まで、26日は午前11時から午後4時まで、いずれも区立大久保公園で行われます。

相談は無料です。