長野 善光寺「御開帳」来年4月から 通常より1か月長い88日間で

長野市の善光寺の「御開帳」が来年4月に行われるのを前に、寺の関係者などが東京で会見し、新型コロナウイルスの感染対策を徹底するとしたうえで多くの人に訪れてほしいと呼びかけました。

長野市にある善光寺の「御開帳」は、数えで7年に1度、本尊の身代わりとされる仏像の「前立本尊」を公開する行事です。

本来ならことし行われる予定でしたが、新型コロナの影響で来年4月に1年延期となり、7日、東京 丸の内で善光寺がPRの会見を開きました。

この中で善光寺の担当者は、感染防止で参拝者を分散させるため、実施期間を通常より1か月延ばし、来年4月3日から6月29日までの88日間とすると説明しました。

また、長野県が独自に設けている感染警戒レベルに応じて参拝者の人数制限を行うほか、ウェブサイトや敷地内に混雑状況や待ち時間を表示するとしています。

寺では感染対策を徹底したうえで、過去最多だった前回を上回る710万人から720万人の参拝者を目指すとしています。

善光寺御開帳奉賛会の北村正博会長は、「新型コロナ対策をしっかりと行うので、多くの人たちに楽しんでもらいたい」と話していました。