龍角散“社長のセクハラ行為調査で解雇” 解決金6000万で和解

大手製薬会社「龍角散」の法務担当の元部長が「社長のセクハラ行為について調査をしたところ解雇された」と主張して、解雇の取り消しなどを求めた裁判は、会社が元部長に対して解決金6000万円を支払うことなどで和解が成立しました。

東京 千代田区に本社がある大手製薬会社「龍角散」で、法務担当の部長を務めていた女性は、3年前の忘年会で社長によるセクハラ行為があったという情報をもとに調査をしたところ、不当に解雇されたとして、会社に対し解雇の取り消しなどを求める訴えを起こしていました。

会社側は、裁判で「セクハラ行為はなかった」と主張していました。

この裁判で、元部長の弁護士によりますと、会社が元部長に対し解決金6000万円を支払うほか、双方が合意したうえで元部長が退職することなどを条件に、12月1日に東京地方裁判所で和解が成立したということです。

元部長の弁護士は「解決金の額は、元部長が定年まで勤めた場合の給与とほぼ同じであり、解雇の無効を前提にしたものと受け止めている」と話しています。

一方、龍角散は「当社の主張は従前より一貫して変わっておりませんが、諸般を考慮し今般の和解に応じました。引き続きコンプライアンス徹底に努めていく所存です」とコメントしています。