靖国神社に超党派議連の99人が一斉参拝 岸田内閣からは9人

超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」は、新型コロナウイルスの感染拡大で、おととし秋から一斉参拝を見送っていましたが、7日、およそ2年ぶりに100人近い議員がそろって靖国神社に参拝しました。

超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」は、毎年、春と秋の例大祭と、8月15日の「終戦の日」に東京 九段の靖国神社に参拝していますが、新型コロナの感染拡大を受けて、おととし10月以降、一斉参拝を見送っていました。

議員連盟では、国内の感染状況が落ち着いていることや、衆議院選挙が終わったことなども踏まえ一斉参拝を再開することを決め、7日午前8時ごろ、会長を務める自民党の尾辻元参議院副議長のほか、自民党、日本維新の会、国民民主党などの衆参両院の国会議員99人がそろって参拝しました。

このうち岸田内閣からは、内閣府の赤池副大臣や、環境省の務台副大臣ら、9人の副大臣と政務官が参拝しました。
参拝のあと、尾辻氏は記者会見し「久しぶりにみんなで参拝できてよかった。コロナという国難に見舞われている日本をしっかりと守ってくださいとお願いした」と述べました。

また、岸田総理大臣の参拝については「参拝したい気持ちはお持ちだと思うので、早い機会に参拝してもらいたい」と述べました。

韓国外務省「深い憂慮と遺憾」

超党派の国会議員による靖国神社の一斉参拝について、韓国外務省は報道官の論評を出し「植民地侵奪と侵略戦争を美化する象徴的な施設である靖国神社に参拝したことに対し深い憂慮と遺憾の意を表明する」としています。

そのうえで「歴史を正しく直視し、過去の歴史に対する謙虚な省察と真の反省を行動で示すとき、国際社会が日本を信頼できるという点をいま一度厳しく指摘する」としています。

中国外務省報道官「侵略の歴史反省しない間違った態度」

超党派の国会議員による靖国神社の一斉参拝について中国外務省の趙立堅報道官は、7日の記者会見で「みずからの侵略の歴史を反省しないという日本側の間違った態度を反映しており、断固として反対する」と強く反発しました。

そのうえで「日本は、侵略の歴史を直視して深く反省し、実際の行動でアジアの近隣諸国と国際社会の信頼を得るべきだ」と述べました。