岸田首相 所信表明演説 与野党の反応

岸田総理大臣は、6日に召集された第207臨時国会で、所信表明演説を行いました。
岸田総理大臣の所信表明演説について、与野党の反応です。

自民 茂木幹事長「力強い所信表明 意気込みと決意伝わってきた」

自民党の茂木幹事長は、記者会見で「力強い所信表明だった。先の衆議院選挙で国民から寄せられた大きな期待にしっかり応えていく意気込み、決意が伝わってきた。日本が直面するさまざまな課題に優先順位をつけて取り組んでいくという姿勢も明確に表れていた」と述べました。

また、岸田総理大臣が、3回目のワクチン接種について、できるかぎり2回目との間隔を短縮する考えを表明したことについて「ワクチンの余裕があり、自治体の準備が整っていれば、決して8か月を待つ必要はなく、前倒しすべきだ。前倒しの接種が、安心安全の確保につながると確信している」と述べました。

公明 山口代表「意気込み伝わるよう 論戦展開したい」

公明党の山口代表は、記者団に対し「『丁寧で寛容な政治』や『成長と分配の好循環』などの言い回しをちりばめながら、新しい政治姿勢を強調していた。この意気込みが国民によく伝わるように、与党としても論戦を展開したい」と述べました。

また、新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」への政府の対応について「迅速、果断に対応する姿勢で臨んでいることは基本的には妥当だが、いろいろな意見があることも事実であり、国民や国際社会から理解されるよう説明責任を果たすとともに、政府内の情報共有をしっかり行う必要がある」と指摘しました。

立民 泉代表「野党の役割実感 論戦しがいのある演説だった」

立憲民主党の泉代表は、記者団に対し「『分厚い中間層』や『ボトムアップ』など、立憲民主党が掲げてきたことばが随所にあり、野党の役割はこういうところにもあるのかなと実感した。一方で論戦しがいのある演説だったとも思う。新型コロナ対策では、ワクチンや入国規制などがちゃんと実施されるのか、経済対策では必要な国民に支援が届くのかをよく見ていきたい」と述べました。

維新 馬場共同代表「何をするのか具体的によくわからない」

日本維新の会の馬場共同代表は、記者会見で「第一印象は、何をするのか具体的によくわからないというのが感想だ。『新しい資本主義』が、どういうことを指しているのか、まだよくわからない。これから具体的な政策が出てきた段階で、是か否かはひとつずつ判断していきたい。われわれの政策プランは、岸田さんのしようとしていることに多くの回答を提供していると思う。国会では、われわれの政策を前面に打ち出し、議論の質を高めていきたい」と述べました。

国民 玉木代表「変革していこうという意志 薄い演説」

国民民主党の玉木代表は、記者団に対し「具体的にいつまでに何をするのかということが不明確で、今の停滞する日本を変革していこうという意志が薄い演説に感じた。例えば、ガソリン価格の高騰に対する具体的な対応策が何も書かれていないなど、国民の皆さんの期待に十分応えていない内容だった。足りない部分については、より具体的に先手先手で政策を示し、政府を引っ張っていきたい」と述べました。

共産 志位委員長「過去最大の積み増し 『防衛費』の言及なし」

共産党の志位委員長は、記者会見で「補正予算案では、軍事費を7700億円を超える過去最大の積み増しをしているにもかかわらず、演説には『防衛費』ということば自体がなかった。国民に何の説明もせず、こっそりやってしまうような姿勢でよいのか。また、暮らしと営業へのさまざまな支援も、困っている人に届かない極めて不十分なものだ」と述べました。

れ新 山本代表「かなりドケチなもの 並んでいるという印象」

れいわ新選組の山本代表は、記者団に対し「不景気と新型コロナのダブルパンチで苦しむ人々を救うため、しっかり予算をつける国会だったはずなのに、かなりドケチなものが並んでいるという印象だ。そういう意味で、感想としては、滑舌のいい人が総理大臣になったんだなという以上のものはない」と述べました。