フランス大統領選に立候補 極右評論家 集会で襲われけが

来年春のフランスの大統領選挙に立候補を表明した極右の評論家、ゼムール氏が、集会で男に襲われ手首に軽いけがをしたほか、人種差別に反対する抗議行動を行った人たちがゼムール氏の支持者らから暴行を受けるなど混乱が起きました。

来年4月に行われるフランス大統領選挙では、移民排斥や反イスラムを訴える極右の評論家、ゼムール氏が急速に支持を集めていて、11月末の立候補表明後、初めてとなる大規模な集会を5日、パリ郊外で開きました。

集会には主催者の発表でおよそ1万5000人が参加し、ゼムール氏は熱狂する支持者の間を通って演台へ向かいましたが、その途中、男が突然ゼムール氏に飛びかかりました。

男はすぐに取り押さえられ、ゼムール氏はそのまま演説を行いましたが、地元メディアは、ゼムール氏が手首に軽いけがをしたと伝えています。

さらに、会場の後方で人種差別に反対する抗議行動を行った人権活動家のグループが、ゼムール氏の支持者らから暴行を受けたということです。

現場で撮影された映像では、活動家たちが会場の外に連れ出される途中にも蹴りつけられる様子が映っていて、このグループは声明で5人がけがをしたとしています。

ゼムール氏の集会をめぐってはパリ市内や会場周辺でも抗議のデモが起きていて、過激な主張を訴えるゼムール氏の活動が波紋を広げています。