東京都庁 元日早朝の展望室開放を取りやめに 感染拡大防止で

東京都庁の展望室から初日の出を眺めてもらおうと都が元日の早朝に行っている展望室の開放は、感染拡大の防止のためことしに続き、来年も取りやめになりました。

東京都は初日の出を眺めてもらうため、新宿区の都庁第一本庁舎45階にある展望室を元日の早朝に開放しています。

早朝開放は26年前の1995年に始まり、毎年、大勢の人が訪れていましたが、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて初めて取りやめとなりました。

都によりますと、感染状況は大きく改善しているものの、引き続き「密」を避けるなど対策を取る必要があるとして、来年についても早朝の開放を取りやめることになりました。

早朝開放は行わないものの、午前8時半から午後6時半まで、南と北に2つある展望室のうち、「南展望室」を開放します。

同時に入室する人数を100人程度としたうえで、滞在時間をおよそ1時間にするということです。

都はホームページで発信している混雑状況を確認してから訪れるよう呼びかけています。