ミャンマー クーデターに抗議のデモ隊に軍車両突っ込み5人死亡

ミャンマーの最大都市ヤンゴンで5日、軍のクーデターに抗議する若者たちのデモ隊に軍の車両が突っ込み、治安部隊も発砲して地元メディアは合わせて5人が死亡したと伝えています。
車両が突っ込む瞬間を捉えた映像は、軍が平和的なデモに一方的に暴力を加える実態を克明に記録しています。

ミャンマーの複数のメディアが目撃者の話として伝えたところによりますと、ヤンゴンの中心部に近いチミンダイン地区で現地時間の5日午前8時半ごろ、20人余りの若者たちがクーデターに抗議するデモを行っていたところ、軍の車両が後方から突っ込み4人が死亡しました。

また、治安部隊の発砲によって1人が死亡し、合わせて5人が犠牲になりました。

さらにデモの参加者ら少なくとも15人が拘束されたということです。

付近の住民が撮影した映像には、デモ隊の一部が軍の車両の急接近に気付いて逃げ始める中、車が猛スピードで突っ込む瞬間が記録されています。

数人の若者が車にはねられ、ほかの若者たちが悲鳴をあげながら逃げ惑う様子が写されています。

ミャンマーでは大規模な抗議デモが弾圧によって抑え込まれたあとも若者たちがひそかに街頭に集まり、ゲリラ的にデモを行って軍の統治に抵抗する意思を示し続けています。

このような抗議活動に対しても軍は弾圧の手を緩めていませんが、これほど多くの犠牲者や拘束者が出るのは異例です。

現地の人権団体によりますとクーデターの発生からこれまでに軍の弾圧により死亡した市民は1300人を超えています。

平和的なデモに車両が突っ込む瞬間捉える

現場近くで撮影された映像には、デモ隊が横断幕を掲げながら歩いていたところ、一部の参加者が突然、逃げるように走り出す様子が捉えられています。

その後、画面の左下から軍の車両とみられる車が現れ、デモ隊に向かって突っ込んでいく様子が確認できます。