中国 マカオに国家安全業務の監督指導ポスト 統制強化ねらいか

中国政府は、マカオに国家の安全に関連する業務を監督、指導する新たなポストを設けることを決め、香港と同様、マカオでも統制を強めるねらいがあるとみられます。

中国国営の新華社通信によりますと、中国政府はマカオで国家の安全を担当する「国家安全顧問」を新たに設けることを決め、マカオにある中国政府の出先機関のトップら合わせて4人が就任すると明らかにしました。
担当の顧問はマカオ政府の国家安全維持委員会に参加し、国家安全に関連した業務を監督、指導するとしています。
同様のポストはマカオと同じく「一国二制度」の下にある香港でも、去年6月に反政府的な動きを取り締まる「香港国家安全維持法」が施行されたのに合わせて設けられています。
マカオでは、ことし9月に行われた議会に当たる立法会の議員選挙で、民主派の候補が体制に忠誠を尽くしていないとして当局に立候補を取り消され、民主派の議席が無くなりました。
これまでも中国政府に批判的な民主派の影響力は限定的だったものの、中国政府としては、新たなポストを設けることで、反対意見の封じ込めを図る香港と同様、統制を強めるねらいがあるとみられます。