後藤厚労相 知事会に“3回目接種 間隔を必要に応じて短縮も”

後藤厚生労働大臣は、全国知事会とオンラインで意見を交わし、新型コロナワクチンの3回目の接種をめぐって、2回目との間隔を必要に応じて短縮する考えを示したうえで、円滑な実施に向けた協力を呼びかけました。

後藤厚生労働大臣は、3日午後、全国知事会と新型コロナウイルスへの対応をめぐって、オンラインで意見を交わしました。

この中で、全国知事会の会長を務める鳥取県の平井知事は「オミクロン株がワクチンや治療薬にどういう影響を与えるのか、現場では非常に気になっている。また『ワクチン・検査パッケージ』の取り扱いがどう変わるのか、研究したうえで早急に現場に示してほしい」と述べました。

また3回目のワクチン接種について「可能であれば前倒ししてほしいが、混乱が無いようにしなければならない。ワクチンの全体量に制約があることを示してもらいながら、弾力的な緩和も含め最大限できることを進めてほしい」と述べました。

これに対し、後藤大臣は「今後の感染状況の変化や自治体の準備状況、ワクチンの供給力などをふまえ、必要があれば、原則の8か月を待たずして接種を行う範囲についてさらに検討を行う」と述べたうえで、3回目の接種の円滑な実施に向けた協力を呼びかけました。