飲料各社 環境配慮の容器開発強化 植物由来の原料で製造

脱炭素社会に向けた企業の対応が求められる中、大手飲料メーカーの間では、石油由来の原料を使わないペットボトルやカップなど、環境に配慮した新しい容器の開発を強化する動きが広がっています。

このうちサントリーホールディングスは、木材をこまかく砕いたウッドチップと、サトウキビの絞りかすを原料にした100%植物由来のペットボトルの試作品を開発し、3日に公開しました。

一般に、ペットボトルの製造には石油由来の原料が欠かせませんが、アメリカのベンチャー企業と共同で開発した独自の技術により植物由来の原料だけで製造を可能にしたということです。

会社では2030年までのできるだけ早い時期に実用化を目指していて、開発責任者の横井恒彦執行役員は「脱炭素の実現に貢献できる製品になると思う」と話していました。

また、アサヒグループホールディングスは、じゃがいものでんぷんを主な原料とし、使い終わったあと、おつまみとして食べられるカップや間伐材などでできたタンブラーといった、環境に配慮した容器を開発しています。

そのうえで、こうした製品の普及を促すため、企画から販売まで一括して手がける新会社を来月設立する予定で、脱炭素を見据えた、新しい容器の開発を強化する動きが飲料メーカー各社の間で広がっています。