「教育未来創造会議」を設置 大学の学部 再編や拡充など検討

高等教育の在り方を検討するため、政府は、新たに「教育未来創造会議」を設置しました。成長の基盤となる人材育成の強化に向けて、大学の学部の再編や拡充などを検討し来年夏をめどに第1次の提言を取りまとめる方針です。

政府は3日の閣議で、教育改革の提言を行ってきた「教育再生実行会議」を廃止し、新たに「教育未来創造会議」を設置することを決定し、岸田総理大臣と末松文部科学大臣が担当室の看板掛けを行いました。

そして、岸田総理大臣は「教育の充実に資するよう期待している」と述べました。

新たな会議は、総理大臣が議長を務め関係閣僚が参加するほか、15人の有識者メンバーのうち8人が女性で、座長には元慶應義塾塾長の清家篤氏が起用される見通しです。

会議では、成長の基盤となる人材育成の強化に向けた大学の学部や大学院の再編・拡充のほか、大学卒業後の所得に応じた「出世払い」の奨学金制度の導入、それに社会人が大学などで学び直す「リカレント教育」の充実などについて検討することにしています。

政府は、今月中にも初会合を開く方針で、来年夏をめどに第1次の提言を取りまとめ、経済財政運営と改革の基本方針「骨太の方針」にも反映させたいとしています。

末松文部科学相 “誰もが夢や希望を持てる未来を”

末松文部科学大臣は、閣議のあとの記者会見で「教育や人材育成を通じて、誰もが夢や希望を持つことができる未来を創造できるよう、しっかりと議論を深めていきたい」と述べました。

そのうえで、15人の有識者メンバーのうち、8人が女性となったことについて「年齢や性別にバランスのとれた人選が行えたという認識だ。高等教育の段階で理工系を専攻する女性が極めて少ないといった課題の解消に向けて、積極的な発言を期待し、全く新たな角度からの提案や提言を望みたい」と述べました。