震度5弱【近畿・四国地方の被害まとめ】(3日17:30現在)

和歌山県北部で震度5弱を観測した地震について午後5時半現在の被害の状況です。

震度5弱や震度4の揺れを観測した和歌山県と兵庫県、それに香川県では、建物の窓ガラスが割れるなどの被害が出ています。

震度5弱観測の御坊市役所で30か所以上のガラス破損

和歌山県によりますと、午後5時半までに県内では公共施設や商業施設など合わせて14か所でガラスが割れるなどの被害が確認されたということです。

このうち、御坊市の御坊市役所では窓ガラスが30か所以上で破損しました。

商業施設内の水漏れ被害も

御坊市にある商業施設では地震のあと、建物内で漏水が確認されたため、一時、営業を取りやめていましたが、漏水の応急処置を行ったうえで一部店舗を除き営業を再開しました。

中学校で天井の板が落ちる被害も

市立御坊中学校では教室の天井の板が落ちる被害が出ました。天井の板は長さおよそ1メートル80センチ幅およそ45センチで、当時、この教室に生徒や教職員はおらずけがをした人はいないということです。
小谷剛史校長は「地震が起きたときは期末テストの最中でしたが切り上げて避難させました。生徒に被害がなくてよかったです」と話していました。

「安珍と清姫」の石像が倒れる

また御坊市では、高さ1メートル80センチほどの石像が倒れる被害がありました。石像は御坊市内を流れる日高川の堤防沿いに2体並んでいて、このうちの1体が足首の部分から折れて倒れていました。

御坊市によりますと、この石像は平成12年に御坊市内の企業から市に寄贈されたもので、若い娘が恋した僧を追いかけるうちに大蛇になったという物語の登場人物「安珍と清姫」だということです。

御坊市以外の和歌山県内の状況は

田辺市の田辺市役所でも窓ガラス20か所の破損が確認されたということです。

日高川町役場によりますと「かわべテニス公園」にある宿泊施設で窓ガラスの一部にひびが入る被害があったということです。

印南町では、民家の瓦が落ちたという情報が入っていて、町の職員が確認しているということです。

上富田町役場によりますと、町内にある「大谷総合センター」で窓ガラスの一部が割れ、外壁も一部はがれる被害があったということです。

このほか日高町内を走る町道の道路沿いの側壁が幅2メートルにわたって崩れる被害が確認されましたが道路の通行には影響ないということです。

兵庫県内の状況

兵庫県南あわじ市では、けが人などの情報は入っていないとのことですが、市の中心部にある公民館と資料館でエレベーターが止まったということです。

香川県内の状況

香川県などによりますと、地震で震度4の揺れを観測したさぬき市にある県立石田高校で、地震のあとに職員が校内を見回っていたところ、植物を育てる全面がガラス張りの温室で、空気を逃すために天井に設置されている天窓に、横が40センチ縦が60センチほどの、ひび割れが2か所確認されたということです。当時、温室の中に生徒や教員はおらず、けが人はいないということです。