首相 帰国希望の日本人へ対応を 新規予約停止要請取り下げで

国土交通省が、日本に到着するすべての国際線での新規予約の停止要請を取り下げたことについて、岸田総理大臣は、予約状況を把握しながら帰国を希望する日本人への対応をきめこまかく行うとともに国民に冷静な行動を呼びかける考えを示しました。

新型コロナの新たな変異ウイルスへの水際対策として、国土交通省は、航空各社に対し、今月末までの1か月間、日本に到着するすべての国際線の新たな予約を停止するよう要請しましたが、一部で混乱を招いたとして、要請を取り下げ、日本人の帰国需要に十分配慮するよう通知しました。

岸田総理大臣は午前9時すぎ、総理大臣官邸に入る際「入国者の総数は1日3500人程度をメドとしているが、キャンセルなどが今後生じることが想定される。曜日や日にちごとに予約の空き状況をしっかりと考慮してきめ細かく対応していく」と述べ、予約状況を把握しながら帰国を希望する日本人への対応をきめこまかく行う考えを示しました。

また「こうしたことを改めてしっかりと国民にも説明し、冷静に対応していただくようお願いしていく」と述べました。