米ロ外相会談 ウクライナ国境周辺の部隊駐留めぐり

ウクライナの国境周辺に大規模なロシア軍の部隊が駐留しているとして、欧米各国が警戒を強めるなか、アメリカのブリンケン国務長官はロシアのラブロフ外相と会談し、部隊の撤退を求めましたが、ロシア側は強硬な姿勢を崩していません。

ウクライナの国境周辺では、隣接するロシアが9万人以上の軍の部隊を駐留させていると指摘されていて、アメリカなどNATO=北大西洋条約機構の加盟国は、ロシアの軍事的な動きに警戒を強めています。

こうした中、スウェーデンの首都ストックホルムで2日、アメリカのブリンケン国務長官とロシアのラブロフ外相が会談しました。

会談のあと、2人はそれぞれ記者会見を行い、ブリンケン長官は「ラブロフ外相には、ウクライナにさらなる侵略的な行動をとれば厳しい代償を支払わせると伝えた。ロシアは部隊を平常時の配置に戻し緊張を緩和すべきだ」と述べ、部隊の撤退を求めました。

一方、ラブロフ外相は緊張を高めているのはロシアの国境近くに展開するアメリカなどNATO軍だとしたうえで「緊張の緩和を拒むなら、われわれは安全保障や主権を守る手段を講じることになるだろう」と警告し、強硬な姿勢を崩していません。

ブリンケン長官は、会談の結果は、それぞれの大統領に報告されるとしたうえで、バイデン大統領とプーチン大統領の首脳会談が近く行われる見通しだと明らかにし、緊張の緩和につながるのか注目されます。