カンボジア フン・セン首相 長男に首相の座引き継ぐ考え示す

カンボジアで30年以上にわたって長期政権を続けるフン・セン首相は2日、陸軍司令官を務める長男に首相の座を引き継ぎたいという考えを明らかにしました。一方、引き継ぐ時期についての言及はありませんでした。

カンボジアのフン・セン首相は、2日、南部シアヌークビルで演説し、後継の首相候補について「選挙で選ばれれば、長男を全力で支援することを表明する」と述べ、自身の長男で陸軍司令官のフン・マネット氏(44)に首相の座を引き継ぎたいという考えを明らかにしました。

そのうえで、フン・セン首相は日本を引き合いに出して、ほかの国でも権力の世襲が行われているとして自身の考えを正当化しました。

一方、引き継ぐ時期についての言及はありませんでした。

フン・セン氏は、来月で首相に就任してから37年を迎え、在任期間が長期化する中、後継者として誰を指名するかに注目が集まっていました。

一方、長期政権を維持するフン・セン首相をめぐっては、武力衝突で政敵を解任したり、野党勢力を分裂に追い込んだりするなど、強権的な手法に対して欧米諸国や人権団体から批判の声もあがっています。