愛知銀行と中京銀行 経営統合で検討 実現すれば東海地方有数

名古屋市に本店を置く「愛知銀行」と「中京銀行」が、経営統合する方向で検討に入ったことがわかりました。実現すれば、預金残高で5兆円規模となる東海地方有数の地銀グループが誕生することになります。

関係者によりますと、経営統合に向けた検討をしているのは、いずれも名古屋市に本店を置く愛知銀行と中京銀行です。

愛知銀行は1910年(明治43年)に設立され、預金残高はおよそ3兆3000億円と愛知県内で2番目の規模の地方銀行です。

一方、中京銀行は1943年(昭和18年)の設立で預金残高は県内3番目のおよそ1兆9000億円ですが、メガバンクの三菱UFJ銀行がおよそ4割の株式を保有しています。

長引く超低金利などに加え、新型コロナウイルスの影響もあって経営環境が厳しさを増す中、愛知県にある銀行どうしで統合することで、経営基盤の強化を図るねらいがあるものとみられます。

共同で持ち株会社を設立し、両行が傘下に入る方向で検討を進めるとみられ、統合が実現すれば、預金残高で5兆円規模となる東海地方有数の地銀グループが誕生することになります。

地方銀行の再編をめぐっては、政府と日銀が足並みをそろえる形で経営基盤強化に向けた施策を整備し合併や統合を後押ししていて、ことし東北や北陸などでも経営統合で合意する動きが相次いでいます。