愛媛 伊方原発3号機 原子炉起動 約1年11か月ぶりに運転再開

相次ぐトラブルなどの影響で運転の停止が続いていた愛媛県伊方町にある伊方原子力発電所3号機について、四国電力は2日夜原子炉を起動し、およそ1年11か月ぶりに運転を再開させました。

伊方原発3号機は、おととし12月に定期検査に入ったあと、原子炉の出力を調整する制御棒を誤って引き抜くなどのトラブルが相次いだほか、緊急時の待機要員が無断で外出する問題も発覚し、運転停止の状態が続いていました。

一連の問題について、四国電力は愛媛県や地元伊方町に説明を続けた結果、理解を得られたとして、2日午後7時に原子炉を起動し運転を再開させました。

作業が順調に進めば、
▽3日中にも核分裂反応が連続する「臨界」の状態になる見通しで、
▽6日に送電を始め
▽来月、1月4日には営業運転を再開する予定です。

原発が定期検査で停止する期間は通常3か月程度ですが、今回は、およそ1年11か月と長期間に及んだため、設備などに精通した担当者を高松市にある本店から派遣し、手順の確認や点検の体制を強化したとしています。

四国電力は「緊張感を継続するとともに、安全確保を最優先に、操作にも万全を期してまいります」とコメントしています。