来年3月の大相撲春場所 会場の定員数は通常の75%に

日本相撲協会は、来年3月に大阪で開かれる大相撲春場所の観客数について、会場の定員数を通常の75%にすることを決めました。大阪で観客を入れての本場所開催は3年ぶりになります。

これは2日開かれた相撲協会の理事会で決まりました。

大相撲では新型コロナウイルスの感染対策のため観客数を制限しての開催が続いていて、来月、東京 両国の国技館で行われる初場所は定員のおよそ半分に当たる1日5000人を上限に実施されます。

相撲協会は、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いていることから、来年3月に大阪で行われる春場所については観客数の制限を緩和し、会場の定員数を通常の75%にすることを決めました。

相撲協会によりますと、人数は5500人程度になるということです。

春場所では、通常4人のマス席は2人での使用となりますが、イス席や、土俵近くのタマリ席はすべて使用します。

春場所は去年は無観客で、ことしは東京で開催されていて、大阪で観客を入れて開かれるのは3年ぶりとなります。

日本相撲協会の芝田山広報部長は、新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」の感染が国内でも確認されていることも踏まえて「状況を日々注意深く見ている。どう変わってくるかは分からないが、きょうの状況で話をさせていただいた」と述べました。