オミクロン株国内2例目 濃厚接触者は都内に46人 都が明らかに

新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」の感染をめぐり、東京都は、国内の2例目として確認された男性の濃厚接触者が都内に46人いて、このうち36人が宿泊療養施設に入ることになったと明らかにしました。

11月末にペルーから成田空港に到着した男性が、新たな変異ウイルス「オミクロン株」に感染していることが確認され、国内で2例目となりました。

同じ航空機に乗っていた乗客は、空港の検疫所の検査で全員、陰性でしたが、国は濃厚接触者とみなして対応しています。

これについて東京都は、濃厚接触者のうち46人が都内在住の人で、このうち36人は、都の宿泊療養施設に入ることになったと明らかにしました。

また、国内1例目の男性と同じ航空機に乗っていた都内在住の39人のうち、
▽31人は、すでに宿泊療養施設に入ったか、今後入る予定で、
▽8人は自宅に待機して、保健所が健康観察を続けているということです。

東京都の小池知事は、記者団に対し「それぞれご協力いただき、濃厚接触者の対応を、都として進めていく」と述べ、市中での感染を防ぐため、引き続き、協力を呼びかけていく考えを示しました。

神奈川県 濃厚接触者は7人

新たな変異ウイルス「オミクロン株」をめぐり、神奈川県は、国内で2例目の感染者となった男性と同じ飛行機に県内に住む7人が乗っていたと発表しました。

県は、このうちすでに自宅に帰っていた6人について、県の宿泊施設に入所してもらい健康観察などを行う方針です。

11月末、ペルーから成田空港に到着した男性が新たな変異ウイルス「オミクロン株」に感染していることが確認され、国内で2例目となりました。

神奈川県は、この男性と同じ飛行機に乗り、国が濃厚接触者とした114人のうち、7人が神奈川県内に住んでいると発表しました。

7人のうち1人は、自主的に県外のホテルで待機していますが6人は、すでに自宅に帰っていたということです。

県は、この6人について、県の宿泊療養施設に入ってもらい、健康観察や検査などを行う方針で今日中に4人が施設に移る予定だということです。

一方、1例目に感染が確認された男性と同じ飛行機に乗っていた県内在住の8人のうち、自宅待機していた7人は、2日の検査の結果、全員が陰性で、すでに6人が宿泊療養施設に入ったということです。

千葉県 濃厚接触者は17人

千葉県は、新たな変異ウイルス、オミクロン株への感染が国内2例目として確認された男性の濃厚接触者が県内に17人いることを明らかにしました。

このうち16人はPCR検査で陰性が確認されたということで、残りの1人は、3日以降、検査するということです。

県としては、17人については、同居する人とともに宿泊療養施設に順次、入ってもらいたいとしていて、2日に1度、PCR検査を行うなどして健康観察を行うことにしています。

埼玉県 濃厚接触者は11人

11月末にペルーから成田空港に到着した男性が新たな変異ウイルス「オミクロン株」に感染していることが確認されて、国内で2例目となりました。

埼玉県によりますと、県内に在住している11人がこの男性と同じ飛行機に乗っていて、11人を濃厚接触者とみなすと国から連絡があったということです。

この11人は空港の検疫所での検査では陰性だったということですが、県は11人に対し、PCR検査を行うとともに、健康観察のため、宿泊療養施設に入るように協力を求めています。

また、1例目の男性と同じ飛行機に乗っていた埼玉県に住む5人はいずれも2日までに宿泊療養施設に入り、県が健康観察を行っているということです。