全日空のCAが鳥取県職員を兼業 鳥取の魅力を発信へ

現役の客室乗務員が鳥取に移住して県の職員を兼業し、鳥取暮らしの魅力を発信する仕事に当たることになり、12月1日、任命式が行われました。

鳥取県の職員になったのは、全日空の客室乗務員、金井塚千秋さん(26)です。

金井塚さんは1日、非常勤職員として鳥取の魅力を発信し、観光客や移住者を呼び込む業務に当たる「とっとりへ ウェルカニ コーディネーター」に任命され、平井知事から辞令が手渡されました。

平井知事は「慣れない土地だと思うが県職員も一丸となって支援するので、いろいろな能力を生かして活躍してほしい」と激励しました。

全日空は、新型コロナウイルスの影響で便数が減ったことをきっかけに、客室乗務員が地方に住んで兼業や副業ができる制度をことし4月に導入していて、鳥取県は、住まいの確保に協力するなど移住を働きかけていました。

金井塚さんは、今後、鳥取から東京 羽田に通勤し、国内線の客室乗務員として働きながら、インスタグラムの「とっとりdiary」というアカウントで、鳥取での暮らしの魅力を写真とともに発信します。

金井塚さんは「不安よりも楽しみが大きいです。これまで仕事で国内外多くの土地を訪れてきたので、鳥取ならではの魅力を語学力も生かしながら発信したいです」と話していました。