オミクロン株 2例目男性の濃厚接触者 都内に40人余り

新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」の感染をめぐり、国内の2例目として確認された男性の濃厚接触者は、東京都内に40人余りいることから、都は、これらの人に対して宿泊療養施設に入って一定期間、健康観察を受けるよう要請しています。

先月末にペルーから成田空港に到着した男性が、検疫所の検査で陽性反応が出たため、検体の遺伝子を解析した結果、新たな変異ウイルス「オミクロン株」の感染が確認されました。

国内では2例目となり、都によりますと、この男性の濃厚接触者のうち、40人余りが都内在住だということです。

「オミクロン株」をめぐって、都は、国内1例目の男性と同じ航空機に乗っていた都内在住のおよそ40人に対して、検疫での検査では陰性だったものの、健康観察を行うため宿泊療養施設に入るよう要請しています。

2例目の男性の濃厚接触者の40人余りについても、都は、宿泊療養施設に入って一定期間、健康観察を受けるよう保健所を通じて要請しています。

都としては、市中での感染を食い止めるために、検疫の検査で陰性だったとしても体調の変化を見極めるなど慎重な対応をとる考えです。