ロシア アメリカが開催する「民主主義サミット」を痛烈批判

アメリカのバイデン政権が民主主義国の首脳などが参加する「民主主義サミット」を来週、開催することに対し、ロシア外務省は1日、声明を発表し「民主主義の道しるべにはなれないし、なるべきではない」と痛烈に批判しました。

アメリカのバイデン大統領は、今月9日と10日の2日間、民主主義国の首脳などが参加する「民主主義サミット」をオンライン形式で初めて開催する予定です。

日本やヨーロッパの各国などおよそ110の国と地域が招待されていますが、アメリカが「専制主義国家」と位置づける中国やロシアは含まれていません。

これについてロシア外務省は1日、声明を発表し「主催者らは世界の民主主義と人権を促進するリーダーだと主張しているが、その実績は理想とは程遠い。アメリカやその同盟国は言論の自由や選挙制度などで慢性的な問題を抱えており、民主主義の道しるべにはなれないし、なるべきではない」などと痛烈に批判しました。

さらにアメリカのアフガニスタン政策などを例に挙げて「民主化を押しつける軍事的な冒険が血生臭い戦争を引き起こし、国家的な悲劇をもたらした」と皮肉を込め、サミットの動きを注視していくとしています。

バイデン政権は民主主義の価値観を共有する同盟国や友好国などとの連携を強化し、中国やロシアに対抗するねらいとみられていて、ロシアはこうした動きを強くけん制した形です。