社会

手の消毒液 ノンアルコールとアルコール 場面に応じ使い分けを

新型コロナウイルスの対策として使われる消毒液について、京都府立医科大学のグループは、ノンアルコールタイプの成分に人の手に付着したウイルスへの効果が数時間続くことが確認できたとする研究成果をまとめました。
この研究は京都府立医科大学の廣瀬亮平助教などのグループが行いました。

グループは、手の消毒液の持続効果を調べるため、主な成分として使われる8種類の薬品をそれぞれヒトの皮膚に塗ったうえで、新型コロナウイルスを付着させ効果を比べました。

その結果、ノンアルコールタイプの消毒液の多くで使われる「塩化ベンザルコニウム」と「グルコン酸クロルヘキシジン」という薬品の場合は、ウイルスは5分ほどで無毒化され消毒液を塗ってから4時間後も効果が続いたということです。

一方で、アルコールタイプの消毒液に使われるエタノールなどの場合は、塗った瞬間の効果は高いと考えられるものの、あとから付着させたウイルスは10時間以上無毒化されなかったということです。

グループでは、長時間にわたって消毒の効果を保つためにはノンアルコールタイプが、すでに付着したウイルスを無毒化させるにはアルコールタイプがそれぞれ有効だとして、場面に応じた使い分けを呼びかけています。

廣瀬助教は「ノンアルコールタイプは効果が長く続くので、消毒の間隔があいても感染リスクを減らせる。アルコールタイプの消毒液と併用することで効果を上乗せできるのではないか」と話しています。

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