オミクロン株感染者と同乗 約30人は宿泊施設 約10人は自宅待機

国内で初めて新たな変異ウイルス「オミクロン株」の感染が確認された男性と同じ航空機に乗っていた都内在住の40人のうち、およそ30人は宿泊療養施設に入る手続きが進められています。残りのおよそ10人は、個別の事情があるため自宅で待機するということで、保健所が毎日、健康観察を続けることにしています。

11月28日にアフリカ南部のナミビアから入国した30代の外交官の男性が新たな変異ウイルス、オミクロン株に感染していたことが30日、国内で初めて確認されました。

男性と同じ航空機に乗っていた人は全員陰性が確認されましたが、国がいずれも濃厚接触者と見なしたことを受けて、東京都はこのうち都内に住む40人に都の宿泊療養施設に入ってもらうよう要請しました。

都によりますと、およそ30人は要請に応じ宿泊療養施設に入る手続きが進められているということで、入国から14日間に当たる12月11日まで健康観察や定期的な検査を行うということです。

また、残りのおよそ10人は個別の事情があるため自宅で待機するということで、保健所が毎日、健康観察を続けるほか、定期的に検査を行うということです。