「なでしこジャパン」選手 帰国後2週間の待機でリーグ戦欠場に

日本サッカー協会は、新たな変異ウイルス「オミクロン株」の感染が各国に広がっているのを受けて、オランダに遠征していた女子の日本代表「なでしこジャパン」の選手を12月1日の帰国後、2週間の待機が必要になったと発表しました。これにより国内組の選手たちは、今週末のリーグ戦に出場できなくなりました。

新たな変異ウイルス「オミクロン株」の感染が、各国に広がっているのを受けて、政府は1日から日本人の帰国などについて、自宅などでの待機期間を最短3日間に短縮する緩和措置をとりやめて、再び14日間に戻すなど制限を強化しています。

日本サッカー協会はこうした政府の対応に基づき、11月22日からオランダに遠征していた「なでしこジャパン」の選手やスタッフについて、1日の帰国後、2週間の待機が必要になったと発表しました。

空港の検疫所が指定するホテルで6日間の隔離を受け、7日目以降は自宅や事前に手配した宿泊施設などで待機するということです。

このため遠征に参加していた国内組の18人の選手は、4日に予定されている女子のプロリーグ「WEリーグ」の試合に出場できないことになりました。

日本サッカー協会によりますと、12月予定していた女子代表の国内合宿も取りやめるということです。