アジアの株式市場 多くで値下がり オミクロン株感染拡大懸念で

30日のアジアの株式市場では、新たな変異ウイルスの感染拡大への懸念から売り注文が広がり、多くの市場で株価は値下がりしました。

各地の代表的な株価指数の終値は、29日と比べて、
▽シンガポールがおよそ2.5%の下落となったほか、
▽韓国がおよそ2.4%、
▽香港がおよそ1.5%、それぞれ値下がりしました。

これは、新たな変異ウイルス、オミクロン株の感染がヨーロッパや北米、アジアなど各地で確認され、感染拡大への懸念が出ているためです。

市場関係者は「オミクロン株へのワクチンの有効性に関する一部の報道で、売り注文が広がった市場があった。感染力や重症化リスクなどの情報に市場は敏感になっている」と話しています。