小池都知事「オミクロン株に十分な警戒必要 先手打って対策」

東京都の小池知事は、30日の都議会で新たな変異ウイルス「オミクロン株」について、「十分な警戒が必要だ。感染再拡大の兆候を捉えた際は先手を打って対策を講じ、都の総力を挙げ早期の収束を図る」と述べました。

東京都議会は30日、定例会が始まりました。

小池知事は、所信表明で新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」について「十分な警戒が必要できのう政府に対して迅速な水際対策を要望した」と述べました。

そのうえで「感染再拡大の兆候を捉えた際は先手を打って対策を講じ、都の総力を挙げ早期の収束を図る。年末年始や再拡大時にも揺るがない医療提供体制を確保する」と述べました。

今回の定例会には、感染の再拡大を防ぐ対策や経済社会活動との両立を図る取り組みなどに向けた総額1047億円の補正予算案が提出されました。
▽感染拡大の傾向が見られた場合、不安を感じている人の検査を無料にするための費用に487億円、
▽都の大規模会場での3回目のワクチン接種の実施に117億円が盛り込まれました。

このほか、
▽国の「Go Toトラベル」の再開に合わせて都民の都内への旅行に1泊当たり5000円を補助する事業に33億円が計上されています。

都議会の定例会は、最終日の12月15日に採決が行われます。