政治

岸田首相「オミクロン株」国内初確認で水際対策など指示

岸田総理大臣は、新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」の感染者が日本国内で初めて確認されたことを受けて関係閣僚と対応を協議し、水際対策と国内での感染予防に全力を挙げるよう指示しました。
28日、アフリカ南部のナミビアから入国した30代の男性が新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」に感染していたことが日本国内では初めて確認されました。

これを受けて岸田総理大臣は総理大臣官邸で午後5時から1時間余り、後藤厚生労働大臣ら関係閣僚と対応を協議し、水際対策と国内感染予防に全力を挙げるよう指示しました。

具体的には、この男性の濃厚接触者や飛行機の同乗者を把握したうえで、健康管理や検査、必要な隔離などの措置を徹底して行うとともに、感染が確認された場合は迅速なゲノム解析を徹底し、フォローアップを強化するよう指示しました。

また関係大臣が緊密に連携して対応にあたるとともに、関係省庁が具体的な対応策を協議するため、松野官房長官を議長とするタスクフォースを立ち上げることも指示しました。

協議のあと後藤大臣は記者団に対し、感染が確認された男性はナミビアの外交官で、2回のワクチン接種を済ませていたことを明らかにしました。

またこの男性と同じ飛行機に乗っていた70人全員について、検疫で検査した結果いずれも陰性だったものの濃厚接触者として扱い、アプリを使った管理や2日ごとの検査などを行う考えを示しました。

そのうえで後藤大臣は「国立感染症研究所は、個人の基本的な感染予防策としては、変異株であっても従来と同様、3密の回避、マスクの着用、手洗いなどの徹底などが推奨されるという見解を発表しており、国民の皆様には基本的な感染予防策への協力を強く呼びかけていきたい」と述べました。

タスクフォース 初会合開催

政府は30日夜、総理大臣官邸で松野官房長官をトップに新たに立ち上げた関係省庁の幹部らで作るタスクフォースの初会合を開きました。このあと松野官房長官は記者団に対し「緊張感をもって水際対策の徹底と状況把握を行うとともに、緊密に連携しながら対策を進めていくよう指示した」と述べました。

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