大リーグ移籍目指す鈴木誠也 「8球団以上が興味」代理人が会見

プロ野球 広島からポスティングシステムを使って大リーグへの移籍を目指す鈴木誠也選手の代理人が会見し「詳しいことは言えないが、8球団から15球団が興味を示し、すでにオンラインでの面談も始めている」と現状を明かしました。

鈴木選手は今シーズン、首位打者と最高出塁率のタイトルを獲得し、6年連続で打率3割、ホームラン25本以上をマークしている強打者で、東京オリンピックでは日本代表の4番を務めて金メダル獲得に貢献しました。

来シーズンは大リーグへの移籍を目指していて、ポスティングシステムを使っての交渉が今月22日から始まっています。

28日には、代理人を務めるジョエル・ウルフ氏がオンラインの会見で「詳しいことは言えないが、鈴木選手には大リーグの8球団から15球団が興味を示している。すでにいくつかの球団とはオンラインでの面談も始めていて、鈴木選手本人のほか妻の愛理さんも同席して話を聞いている」と現状を明かしました。

また、交渉で重視しているポイントについては「彼は野球に集中するため、家族が安全に暮らせる街を希望していて、それは金額以上に重要なことだ。また、チームがワールドチャンピオンを目指せる環境を望んでいて、練習環境などを視察したいとも考えている」と明かしました。

そのうえで「各球団は鈴木選手の三振の少なさと高い出塁率に注目している。走攻守そろった欠点のない選手で、国際舞台の経験も豊富だ」と評価されている点をあげました。

交渉中断の可能性も じっくり進める考え示す

鈴木選手と大リーグの球団との交渉は、今月22日から来月22日までの1か月間の予定ですが、現在、大リーグでは大リーグ機構と選手会の労使協定の交渉が難航しています。

来月1日の期限までに新たな協定に合意できない場合は、鈴木選手の交渉を含め、すべての移籍交渉が中断する「ロックアウト」に入る可能性があります。

その場合、鈴木選手は労使協定の合意後にポスティングシステムで認められている残りの20日間余りの交渉が再開される見通しですが、アメリカのメディアの中には労使協定の合意は年明け以降になると指摘するところもあります。

そのため、大リーグではこのオフ、FA=フリーエージェントになっている選手などが相次いで来月1日の期限前に新たな契約を結んでいますが、ウルフ氏は「期限前に急いで契約をまとめることは考えていない」と話し、多くの球団から興味を示されている現状を踏まえ、鈴木選手とともにじっくりと交渉を進めていく考えを示しています。