卓球世界選手権 女子ダブルスと混合ダブルス 日本勢が決勝進出

アメリカで開かれている卓球の世界選手権で、女子ダブルスの伊藤美誠選手と早田ひな選手のペア、混合ダブルスの張本智和選手と早田選手のペアが、ともに準決勝をフルゲームで制して決勝進出を決めました。

女子ダブルス 伊藤・早田ペアが決勝進出

アメリカのヒューストンで開かれている卓球の世界選手権は28日、男女ダブルスと混合ダブルスの準決勝が行われました。

このうち女子ダブルスでは、2019年の前回大会銀メダルで、同じ21歳の伊藤選手と早田選手のペアが中国のペアと対戦しました。

伊藤選手と早田選手は先に2ゲームを取られてあとがなくなった第4ゲームの6対6から、伊藤選手が持ち味のサーブやレシーブでポイントするなどして5連続ポイントを奪って、このゲームを11対6で取りました。

最終の第5ゲームは早田選手の力強いフォアハンドや伊藤選手の早い打点で打ち返す強烈なレシーブなど、互いの持ち味を発揮して11対7で取り、伊藤選手と早田選手のペアはゲームカウント3対2で勝ち、2大会連続の決勝進出を決めました。

日本選手どうしのペアとしては、この種目、54年ぶりの金メダルを目指して前回大会で敗れた中国の王曼イク※選手と孫穎莎選手のペアと対戦します。
※イクは「日」の下に「立」

混合ダブルス 張本・早田ペアが決勝進出

また、混合ダブルスの準決勝は張本智和選手と早田選手のペアが、中国の男子選手とアメリカの女子選手のペアと対戦しました。

相手のペアは、1971年に日本で行われた世界選手権で、中国とアメリカの選手が交流を深めたことをきっかけに米中両国が関係改善を進め、その後の国交正常化につながった「ピンポン外交」からことしで50年となるのに合わせて、今大会、特別に結成されました。

張本選手と早田選手のペアは第1ゲーム、8対8から張本選手の強烈なバックハンドなどでポイントして11対9で取り、続く第2ゲームは11対1の大差で奪いました。

しかし、第3ゲームと第4ゲームは相手のペアに連取され、最終の第5ゲームにもつれました。

このゲームは、ラリーの中で早田選手が力強いフォアハンドを相手が返しづらいコースに打つなどして序盤からポイントを重ね、11対2で取りました。

張本選手と早田選手のペアもゲームカウント3対2で競り勝って、決勝に進みました。

この種目で日本のペアが決勝に進むのは4大会連続で、日本時間の29日午後1時から行われる決勝では中国のペアと対戦します。

一方、男子ダブルスの準決勝では宇田幸矢選手と戸上隼輔選手のペアが韓国のペアにゲームカウント1対3で敗れ銅メダルが決まりました。

日本選手の談話

女子ダブルスで2大会連続の決勝進出を決めた伊藤美誠選手は「しっかりと中国ペアを倒して決勝まで来ることができてとてもうれしい。決勝の相手も中国ペアということで、自分らしく最後まで楽しんで思い切って試合がしたい。あしたの決勝の舞台でも早田選手と一緒に中国ペアに勝ちます」と力強く話していました。

早田ひな選手は「対戦したことがないペアだったが、自分たちのよさをしっかりと生かせて、それが結果につながった。前回大会の悔しさはここでしっかりと返したい。日本では、時差がある中でたくさんの方々が応援して下さっているので、決勝もしっかりと自分たちらしく楽しんで頑張りたい」と意気込んでいました。

早田選手は混合ダブルスでも決勝進出を決めていて「準決勝はサーブとレシーブの入り方や、ラリーになった時にどこを攻めるのかをしっかりと話し合った結果、勝つことができてよかった。決勝でも思い切って試合を楽しみたい」と話していました。

混合ダブルスでペアを組んでいる張本智和選手は「準決勝の相手も調子がよくて強いペアだったので、とにかく攻めて行こうという気持ちで試合に入った。3大会目の個人戦の世界選手権で初めてメダルを取ることができてとてもうれしいし、ここまで来た以上、金メダルをねらって決勝も勝ちたい」と話していました。