大相撲 現役引退発表 元小結の千代鳳「貴重な体験ばかり」

大相撲で現役引退を発表した元小結の千代鳳が記者会見を行い、「貴重な体験ばかりだった」と土俵人生を振り返りました。

鹿児島県志布志市出身で29歳の千代鳳は平成20年夏場所で初土俵を踏み、力強い突き押しで平成26年の夏場所では小結に昇進しました。

その後、たび重なるけがなどもあって今場所は幕下12枚目で負け越し、27日、現役引退を発表しました。

千代鳳は28日、オンラインで会見し「もう一度頑張ろうと思ったが体が言うことをきかない。ひざも肩もボロボロで、気持ちも切れてしまって、ほんとに限界だなと思った。ケガに悩まされてしんどかったので、今はもうやり切ったと思っている」と心境を語りました。

思い出の一番として平成26年の夏場所で横綱・鶴竜に勝った一番を挙げ、「横綱に初めて勝って、それがやっぱり一番、印象に残った相撲だった」と述べたうえで、現役生活について「思い返せば長いような短いような感じだが、貴重な体験ばかりさせてもらいありがたかった」と振り返りました。

また、兄の千代丸について「大きな存在、負けられない存在で自分がしんどいときもすごく励ましてくれた。いいお兄ちゃんだった。これからも頑張ってほしい」と活躍を願っていました。

会見に同席した師匠の九重親方は「諦めずに稽古をしてどんどん強くなったのを思い出す。このキャリアを次の世代につなげていってもらえればと思う」と話していました。千代鳳は今後、佐ノ山親方として後進の指導に当たります。