豪雨で全線不通「くま川鉄道」 1年5か月ぶり運転再開 熊本

去年7月の記録的な豪雨で大きな被害を受け全線で不通となっていた熊本県の「くま川鉄道」が28日、1年5か月ぶりに7割余りの区間で運転を再開しました。

運転を再開したのは、くま川鉄道のおよそ25キロの全線のうち、湯前町の湯前駅と錦町の肥後西村駅の間の18.9キロの区間です。

28日は、上り線始発の湯前駅で自治体の関係者や地域の人などおよそ50人が出席して出発式が行われました。

まず豪雨被害で亡くなった人に黙とうがささげられたあと、くま川鉄道の会長を務める人吉市の松岡隼人市長が「再開は復興に向けた大きな光となります」とあいさつしました。

そして、代表の高校生2人の「出発進行」というかけ声に合わせて、1年5か月ぶりに列車がゆっくりと動き出しました。

くま川鉄道は去年7月の記録的な豪雨で長さ300メートル余りの鉄道橋が流されるなど大きな被害を受け全線で不通となりましたが、今回、7割余りの区間で運転再開にこぎ着けました。

一方、残りおよそ6キロの区間については、流された鉄道橋の再建が必要で、全線復旧の見通しはまだ立っていません。