岸田首相「敵基地攻撃能力の保有含め検討 必要な防衛力強化」

自衛隊の観閲式が行われ、岸田総理大臣は訓示の中で、日本を取り巻く安全保障環境は大きな動きを見せているとして、いわゆる「敵基地攻撃能力」の保有も含めあらゆる選択肢を排除せず検討し、必要な防衛力を強化する考えを重ねて示しました。

観閲式は、陸上自衛隊朝霞駐屯地で行われ新型コロナウイルスの感染を防ぐため、去年に続いて規模が縮小され、戦車などの行進も見送られました。

岸田総理大臣は自衛隊員およそ800人を前に訓示し、北朝鮮や中国の動向を踏まえ「わが国を取り巻く安全保障環境はこれまでにないスピードで大きな動きを見せていて、国家安全保障戦略や防衛大綱、中期防衛力整備計画の改定を指示した。いわゆる『敵基地攻撃能力』の保有も含めあらゆる選択肢を排除せず検討し、必要な防衛力を強化する」と述べました。
一方で、アフリカのエチオピアで政府軍と少数民族との戦闘が激しさを増していることから外務省と防衛省の調査チームを自衛隊の拠点がある隣国のジブチに派遣したことを明らかにしました。

このあと、岸田総理大臣は、アフガニスタンからの日本人の退避や大規模接種センターでのワクチン接種、それに静岡県熱海市での土石流の現場で活動した自衛隊員の労をねぎらいました。

また、災害派遣を想定した装備品などを視察したほか、戦車や機動戦闘車に乗って走行を体験していました。