フランス東部で16世紀から続く「クリスマスマーケット」始まる

ヨーロッパで新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、フランス東部ストラスブールでは伝統のクリスマスマーケットがことしは感染対策をとりながら開かれています。

フランス東部ストラスブールで26日に始まったクリスマスマーケットでは、高さ30メートルのクリスマスツリーに明かりがともされました。

そして市民で作る聖歌隊がクリスマスにちなんだ歌を合唱し、訪れた人たちは大きな拍手を送っていました。
ストラスブールで16世紀から開かれているクリスマスマーケットは、2018年に近くで銃の乱射事件が起きて一時閉鎖に追い込まれたほか、去年は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため開催が見送られました。

ことしはヨーロッパで感染が再拡大し、隣国ドイツでは、クリスマスマーケットを中止する地域が相次いでいますが、ストラスブール市は密集を避けるため出店の間を空けることやマスク着用の義務化などの感染対策をとって開催することを決めました。

クリスマスマーケットは来月26日まで開催される予定で、伝統的な焼き菓子を販売している43歳の男性は「ことしマーケットを再開できたことは市民みんなにとってうれしいことです。クリスマスまで無事に続けられるといいです」と話していました。