世界各地で渡航制限 新たな変異ウイルス確認で水際対策強化

南アフリカで新たな変異ウイルスが確認されたことを受けて、各国などはアフリカ南部からの渡航を制限するなど水際対策を強化しています。

EU=ヨーロッパ連合の加盟国は、南アフリカやボツワナ、ナミビア、モザンビークなどアフリカ南部の7か国からのすべての渡航を制限することで合意しました。

感染者が確認されたイスラエルは、北アフリカを除くアフリカの国々からの外国人の入国を禁止するほか、香港は市民以外で21日以内に南アフリカなど8か国に滞在した人が入るのを禁止すると発表しました。

また、海外メディアなどによりますと、シンガポールやフィリピン、イラン、エジプト、トルコ、サウジアラビア、バーレーン、UAE=アラブ首長国連邦などアジアや中東の国々も渡航を制限するということです。

またロシアもアフリカ南部の国々や香港からの渡航を制限すると発表するなど、水際対策を強化する動きが相次いでいます。

アメリカ政府も8か国からの渡航制限 発表

そして、アメリカ政府は南アフリカで新たな変異ウイルスが確認されたことを受けて、29日から南アフリカやボツワナ、ジンバブエ、ナミビア、レソト、エスワティニ、モザンビーク、マラウイの合わせて8か国からの渡航を制限すると発表しました。