米議員5人 軍の航空機で台湾訪問 ことし3回目

アメリカ議会下院の議員らが、軍の航空機に乗って25日夜、台湾に到着しました。
アメリカの議員団が軍の航空機で台湾を訪問するのはことし3回目で、中国の反発をよそに常態化しそうな勢いです。

台湾を訪問したのは、アメリカ議会下院のタカノ議員をはじめとする超党派の5人の議員です。

議員らは25日夜、前の訪問先の韓国からアメリカ軍の航空機に乗って台北の空港に到着しました。

台湾外交部などの発表によりますと、議員らの滞在は26日までで、台湾とアメリカの関係や地域の安全などについて当局者と意見を交わすということです。

台湾の主要メディアは、蔡英文総統も議員らに会うと伝えています。

今月9日から11日にかけてアメリカ議会の別の議員団が台湾を訪問したばかりで、台湾の総統府と外交部は「アメリカ議会の上下両院と与野党が一致して、台湾とアメリカの関係強化を固く支持していることの表れだ」と歓迎しています。

「台湾は中国の一部だ」と主張する中国は、アメリカが台湾と政治的な交流をすることや、アメリカ軍機が台湾の空港を利用することに強く反発していますが、議員団のこうした訪問はことし3回目で、中国の反発をよそに常態化しそうな勢いです。

中国外務省「強烈な不満と断固たる反対を表明」

アメリカの議員団が軍の航空機で台湾を訪問したことについて、中国外務省の趙立堅報道官は26日の記者会見で「強烈な不満と断固たる反対を表明する」と述べ、アメリカ側に厳正に申し入れを行ったと明らかにしました。

そのうえで「アメリカには『1つの中国』の原則をしっかりと守り、あらゆる形式の台湾との公的な往来をすぐにやめ、台湾に関わる問題に慎重に対処するよう求める」と反発しました。