自衛隊のワクチン大規模接種センター 11月30日で運営終了

防衛省は、自衛隊が東京と大阪で運営している、新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターについて、11月末で終了することを決めました。

政府は、菅前総理大臣の指示のもと、ことし5月、東京と大阪の2か所に自衛隊が運営する大規模接種センターを開設し、現在は1日当たり、東京会場で1万人、大阪会場で5000人の予約枠を設けて接種を進めています。

これについて、防衛省は26日の会議で、いずれの会場も11月30日で運営を終了することを決めました。

防衛省によりますと、25日までの累計の接種回数は、東京と大阪の両会場で合わせておよそ196万回で、全国の総接種回数のおよそ1%にあたるということです。

鬼木防衛副大臣は、会議のあと記者団に対し「ワクチンを速やかに全国に普及しなければならない状況の中、自衛隊のノウハウが職域接種や集団接種につながり、国民全体のワクチン接種の推進に大きく寄与したと考えている」と述べました。