アメリカ NYで2年ぶりの感謝祭パレード

去年新型コロナウイルスの感染拡大で中止となった、アメリカ・ニューヨークの感謝祭のパレードが2年ぶりに開催され、大勢の市民が恒例行事の復活を祝いました。一方、アメリカの感染者数は再び増加傾向となっていて、感謝祭にともなう旅行や会食をきっかけにした感染拡大が懸念されています。

ニューヨークの中心部マンハッタンでは、毎年、感謝祭の日に合わせて人気のキャラクターをかたどった巨大な風船やマーチングバンドなどのパレードが行われます。

去年は、新型コロナウイルスの感染拡大で中止になりましたが、ことしは2年ぶりに開催され25日、大勢の見物客が恒例行事の復活を祝いました。
ミシガン州から見物に訪れた67歳の女性は、家族と、早朝の午前5時から待っていたということで「ホリデーシーズンの始まりを告げるパレードが戻ってきてくれて、うれしいです」と話していました。

一方で、CDC=疾病対策センターによりますと、アメリカでは1日あたりの新規感染者の数は1週間の平均で22日の時点でおよそ9万4000人。新たな入院患者の数もおよそ6000人に達し、再び増加傾向となっています。

感謝祭や来月のクリスマスで旅行や会食の機会が増えるのにともない、感染がさらに拡大する懸念が強まっていて、CDCは、休暇に入る前にワクチンの追加接種や子どもへの接種を終えるよう呼びかけています。