イスラエルと敵対の“ハマス” “ヒズボラ”を英豪がテロ指定

イスラエルと敵対する中東の勢力が、イギリスとオーストラリアから相次いでテロ組織に指定されて活動が制約を受けることになり、その背景には、各国の協力を得て敵対する勢力を抑え込もうというイスラエルの思惑があるとみられます。

イギリス政府は今月19日、パレスチナを占領するイスラエルに抵抗を続けているイスラム原理主義組織ハマスをテロ組織に指定すると発表しました。

また、オーストラリア政府は24日、レバノンを拠点にイスラエルとたびたび戦火を交えてきたイスラム教シーア派組織ヒズボラをテロ組織に指定しました。

ハマスとヒズボラは、いずれも政治部門は市民による選挙を通じて地元の議会に進出していて、イギリスとオーストラリアはそれぞれ軍事部門だけをテロ組織に指定していました。

しかし今回、アメリカなどと同様に政治部門も含めてテロ組織に指定し、制裁を科すことから、ハマスとヒズボラの活動はさらに制約されることになります。

イギリスとオーストラリアが方針を変えたいきさつは明らかではありませんが、ハマスとヒズボラはイスラエルと敵対する地域大国イランから支援を受けていることもあり、今回の指定の背景には、各国の協力を得て敵対する勢力を抑え込もうというイスラエルの思惑があるとみられます。