イスラエルがモロッコと軍事分野で連携へ アラブ諸国とは初

中東のイスラエルと去年、国交を正常化した北アフリカのモロッコが軍事分野で連携を進めることで合意しました。イスラエルとしては、これまで対立してきたアラブ諸国と軍事面でも関係強化に乗り出すことで地域での存在感を高めたいねらいがあるものとみられます。

イスラエルのガンツ国防相は24日、モロッコの首都ラバトでルディ国防管理相と会談し、諜報活動や軍事産業の連携、それに合同訓練などを進めることで合意しました。

イスラエルのメディアによりますと、イスラエルがアラブ諸国と軍事面での連携で公式な合意を交わすのは初めてでガンツ国防相は「今後は両国による共同プロジェクトや軍事産業の協力を進めることができる」と述べ、関係強化に意欲を示しました。

イスラエルは、パレスチナ問題を背景に長年、アラブ諸国との対立が続いてきましたが、去年、アメリカのトランプ前政権の仲介でUAE=アラブ首長国連邦やモロッコなど4か国と国交を正常化することで合意しました。

先月にはイスラエルがアメリカやフランスなど8か国と行った合同の軍事演習にUAEの軍の幹部が初めて視察に訪れています。

イスラエルとしては、アラブ諸国と軍事面でも関係強化に乗り出すことで、敵対するイランへのけん制も含め地域での存在感を高めたいねらいがあるものとみられます。