エチオピア“首相が前線で指揮”政府軍と少数民族との戦闘激化

アフリカ東部のエチオピアで政府軍と北部の少数民族との戦闘が激しさを増す中、地元メディアは、アビー首相が前線に立って軍を指揮していると伝えました。

首相みずからの戦闘への参加をアピールすることで国民に団結を呼びかけるねらいがあるとみられます。

エチオピアでは、北部の州政府を担ってきた少数民族ティグレの勢力と政府軍との戦闘が去年11月から1年にわたって続いています。

今週に入ってティグレの勢力は、首都アディスアベバの北東およそ220キロにある町を制圧し、首都に迫っていると主張するなど、緊迫した状況が続いています。

こうした中、エチオピアの地元メディアは、アビー首相が23日から前線に赴き、軍を指揮していると伝えました。

アビー首相が実際にどこで指揮をとっているかは明らかにされていませんが、首相みずからの戦闘への参加をアピールすることで、国民に団結を呼びかけるねらいがあるとみられます。

戦闘が激しくなることへの懸念が高まる中、エチオピア政府は今月2日、全土に非常事態を宣言していて、国際機関や欧米など各国は、現地に滞在する駐在員や自国民に退避を呼びかけています。