企業向けサービス価格 20年ぶり高水準 経済活動の再開反映

先月、企業向けに提供されたサービスの価格の水準は、2015年の平均を100とした指数で105.4となり、2001年11月以来、およそ20年ぶりの高い水準となりました。経済活動の再開に伴う国際的な船舶の輸送費の値上がりなどが要因です。

日銀は毎月、企業向けに提供されたさまざまなサービスの価格を調査し、指数にして公表しています。

それによりますと、先月の速報値は2015年の平均を100とした指数で105.4となり、2001年11月以来、およそ20年ぶりの高い水準となりました。

また、去年の同じ月と比べた上昇率は1.0%となり、8か月連続で上昇しました。

分野別に見ますと船舶による「外航貨物輸送」が、経済活動の再開に伴い、鉄鉱石や穀物の荷動きが国際的に活発になったことに加え、原油価格の値上がりも影響して52%上昇しました。

また「インターネット広告」は緊急事態宣言の解除を受けて、営業を再開した飲食店などで広告を出す動きが広がり、8.7%上昇しました。

日銀は「国内では新型コロナの感染が落ち着き、今後は低迷していた宿泊などのサービス需要が回復していくかがポイントになる。一方、海外での感染の再拡大や、輸送費の上昇が国内の経済回復に与える影響を注意深く見ていく必要がある」と話しています。