米FRB “インフレ圧力続けば早期の利上げも”

アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会が量的緩和の規模の縮小を決めた今月の会合の議事録を公表し、このままインフレ圧力が続けば次の政策転換となる「利上げ」の時期が想定より早まる可能性が示されました。

FRBは今月2日と3日に開いた会合でコロナ禍の危機対応として続けてきた量的緩和の規模の縮小を始めることを決めましたが24日、この会合の議事録を公表しました。

それによりますと、会合では参加者の間でアメリカで加速する物価上昇が当初の見込みよりも長引いているという認識が共有されました。

そのうえでさまざまな参加者から、このままインフレ圧力が続けば量的緩和の規模を縮小するペースを速めたうえで、次の政策転換となる「利上げ」についても現在の想定より早く実施する準備が必要だとする意見が出されました。

金融市場などでは利上げの時期をめぐってFRBが量的緩和を終える予定の来年半ば以降になるという見方がありますが、今回の議事録からは物価上昇が収まらなければこれより早く利上げを行う可能性が示された形です。

アメリカではバイデン政権が各国と協調した石油備蓄の放出を発表するなど物価上昇が問題となっていて、中央銀行がインフレ対処を念頭にした金融の引き締めに転じるかにも関心が高まっています。