カタールでジャーナリスト一時拘束 外国人労働者人権問題取材

サッカーワールドカップが来年開かれるカタールで外国人労働者の人権問題について取材していたノルウェーのジャーナリスト2人が当局に一時拘束されました。カタールでは労働者が過酷な環境に置かれているとして国際的に批判が広がっていて、当局はメディアの取材に神経をとがらせています。

カタール政府は24日、ノルウェー公共放送NRKのジャーナリスト2人を一時拘束したと発表しました。

発表によりますと、2人は外国人労働者の人権問題について取材していて、首都ドーハの労働者が暮らす地区で建物に無断で立ち入ったとして22日に拘束されました。2人は翌朝、釈放されたということです。

これに対してノルウェーのストーレ首相は「民主主義が機能するためには自由な報道が不可欠だ」とコメントし、2人の拘束は容認できないという考えを示しました。

カタールでは来年11月に開幕するサッカーワールドカップに向けて大規模な建設工事が続いていますが、国際的な人権団体は工事を担うインドやネパールなどからの外国人労働者が厳しい暑さの中、長時間働かされるなどしてこの10年間で数千人が亡くなったと指摘しています。

ノルウェーを含む複数の国の選手たちも大会を支える労働者たちの待遇改善を求めるなど国際的に批判が広がっていて、当局はメディアの取材に神経をとがらせています。